2018年12月8日土曜日

医者いらず

12月に入りいよいよ冬本番をむかえます。

また、忘年会や新年会など外食が増える季節でもあり、健康を気にされているみなさんは、少し心配な季節でもありますね。


今回は、そんな外食が増える季節に胃腸や体重増加を防ぐ身近な食品をご紹介したいと思います。


その食品は「大根」。


大根といえば大根おろしや煮物など、メインディッシュを引き立てる脇役?のイメージが強いかも知れませんが、実は古くから「大根おろしで医者いらず」なんて言われるほど重宝される食材なのです。


大根の栄養成分は主にビタミンCやカロチン、カルシウムなどですが、大根の良さは栄養素よりも豊富な消化酵素なのです。


●肉や油っこい食事に

大根にはジアスターゼといわれる消化酵素が含まれており、胸焼け、胃もたれ、二日酔いなどに有効とされています。

肉料理や魚料理など、タンパク質を多く含む食材を取りたいけれど、胃もたれが心配だったり、量を食べられない人は、大根おろしを付け合わせで加えたり、サラダなどにして食べると良いと思います。


●動脈硬化を防ぐ

また、ダイコンの辛み成分であるイソチオシアナートには、血液をサラサラにし、血栓を予防する働きがあるといわれています。

これらの成分は熱を加えると少なくなってしまうため、大根はなるべく生で食べるのが良いと言われます。

外食や肉類が好きな人は、大根と玉ねぎのサラダを宴の席に加えると翌日の胃や身体への負担を減らすことに繋がるかも知れませんね。


●殺菌効果

そのほかにも免疫力に関係する白血球の活性化、殺菌作用に対する効果もあるようです。


古来から大根おろしの汁には消炎・冷却効果があるので、発熱、頭痛、歯茎のはれ、のぼせなどの効果があるとされ、さらに大根おろしの汁でうがいをすると喉の痛みが和らいだりする効果も期待できるそうです。


●お肌のケアにも

皮に近い部分には、ビタミンが豊富に含まれているので、皮もしっかり洗って料理に活用することで、皮膚の老化を防ぎシミ・そばかすを防止する効果があるといわれます。冬の間にしっかりとビタミンCを補給しておくことで、肌のターンオーバー促進や風邪予防をはかりましょう。


●大根の葉にはさらなる効果も

実は大根の葉には、目に良いといわれるビタミンAや根よりも多くのビタミンCが含まれています。その他にも、ガン予防効果があるといわれるβ-カロチンやカルシウム、ナトリウム、リン、鉄といったミネラルなども豊富に含んでいます。

大根の葉は、根の水分を奪ってしまうため店頭に並ぶ時にはすでに切り取られてしまいますが、農家や採れたての大根を販売している場所があれば、ぜひ大根の葉を食べてみてください。


ちなみに、大根の葉はビタミンBを多く含むごま油と食べ合わせも栄養素も相性がよいため、細かく刻んで鷹の爪などと一緒にごま油で炒めてあげると、ご飯にとても会うお惣菜が出来上がります。

ぜひお試しください。





      

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