2019年1月27日日曜日

短時間ウオーキングのススメ

みなさんこんにちは。
厳しい寒さが続いておりますがみなさんお元気でしょうか。

今回は春に向けた健康行動をご紹介したいと思います。第一弾はウオーキングです。
軽装ですぐに始められる運動として人気の高いウオーキングですが、ちょっとした工夫をすることで、他の健康行動も促進する可能性が高まります。

「なんだ、ウオーキングか」と思った方・・・ウオーキングは手軽に始められる反面、屋外であったり時間をかけておこなうことから、寒い冬や時間のない人にとってはスタートするのが難しいという声も聞かれます。
また、ウオーキングは10分以上息が弾むようなスピードで継続することで有酸素運動として効果が出ることや、筋肉量を増やすことを目的とした運動としては効果が低いことから、目に見えた効果を得るためには思ったよりも頑張らなくてはいけないということも気がつくと思います。

しかし、最近の研究では、ウオーキングの効能は有酸素運動だけでなく、短時間であっても立位姿勢を保つ筋力のアップや睡眠の質をあげることに効果があることがわかってきました。つまり、ウオーキングは、ただ歩くだけでなく正しい姿勢で歩くことが大切で、それが短時間であっても効果が得られるということです。またこの効果は実は立っているだけでも得られる物なので、通勤電車やバスなどであえて座席に座らない習慣をつけるだけでも良いのです。

また、睡眠の質を高めることをウオーキングに求める場合は、日中明るい環境で行うことが重要になってきます。人間は、概日リズムリズムという体内時計のような生理本能をもっており、起床後太陽光を浴びることでその日の睡眠に必要なホルモンが分泌することがわかっています。それらをウオーキングに充てることで短時間でも重要な健康行動につながるというわけです。

いかがでしょうか。
短時間のウオーキングは有酸素運動には繋がらないものの、少し工夫をすることで大切な健康行動につながることがお分かりいただけたことと思います。是非今日から短時間ウオーキングをはじめましょう!

尚、夜間しかランニングやウオーキングの時間がない人は、起床後15時間以内に実施し、なるべく明るい環境で運動をすることをオススメします。これは、先ほどの概日リズムによる影響で、夜間屋外でランニングを続けた人の多くが睡眠障害につながったことから明らかになっています。少し気にしてみてください。



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