2015年4月2日木曜日

突然の闘病記

壮絶&長文&グロイので注意
(多少の盛あり。エープリルフールじゃないよ)
3月30日日曜日、熊本からの大移動からの月曜早朝からコンディショニングの疲れもあり、夕食後娘を寝かしつけるつもりが先に寝てしまう。

翌31日午前2時、突然の激痛と嘔吐に目が覚め、トイレにダッシュ。
今までに感じたことのない、胃にインパクトでネジを打ち込まれるような激痛。
下痢はしていないけれど、嘔吐は胃液のみ。

痛みには波があって、ふと痛みが通り過ぎたときは、立ち上がったり移動できるのだが、セットがくると悶絶するくらい痛い。
セット間に胃の痛みの原因を考える・・・。

夕食に食べた好物のシメサバ・・・あいつだ。
ってことは・・・アニキ?!(アニサキス)
後から、この名前がすぐに出てきたことに感心する笑

スマホでアニサキスを検索すると出るわ出る・・・症状からするとほぼ間違いないようだ。
まさか、我は海の子寄生虫にパラサイトなんてされてたまるか、気合で治してやる!
セット間に、20年前師匠に頂いた自然療法の教科書を探る・・・。
虫下しは・・・
40度以上の焼酎を湯のみに一杯用意し、噛まずに飲み込み、右腹を下にして寝るべし。
よし!たしか棚に泡盛の古酒があったような・・・
いや、待てよ今朝の仕事までは4時間しかないから酒を飲むわけにはいかない。

うーん、とりあえず救急の夜間外来へいくしないだろうと思い、市内の当番医を調べて電話する。
1軒目「えっと、今日は整形外科の先生なので診れません。他を当たってください、某大学病院がいいのでは?」「ブチっ」
2軒目「内視鏡を扱える先生がいないので9時までまって番号札を取って待ってもらって・・・」「ブチっ!!!!!」
3件目は一番近い病院「ああ、先生いるかな・・・ちょっと待って・・・3分保留音
・・・ブチ」「マヂか!」
こうなったら救急車呼ぶか・・・いや待てよ、立場的にヤバイ。

こんなことをやっているうちに、夜は明け当たりは明るくなってくる。

ああ、このままじゃ会社いけない、やっぱりここは気の力に頼るしかない。
セット間に痛みを減らす経穴を探り呼吸を合わせて・・・
「心頭滅却すれば火もまた涼し。痛くない痛くない、ふ~」

さすが気孔は素晴らしい。
5分も立つと着替えられるほどに回復。
でも胃の中にヤツがいるのが感じられる。

朝一番で某病院へ診察券を出してもらい、今週から試合に向かうゴルフの選手を送り出し、病院へ向かう。この時はまだ自分でバイクを運転して病院へ行けた。

待合室に入った途端再び激痛・・・看護師さんは優しく声をかけてくれるけれど「待っていてね」しか言えない。しかたない。

グーッと待つこと30分、やっと問診。やはりアニキだろうということになり内視鏡室に腹をかかえて移動。説明を受けて横になり、先生がこれを入れますと言った内視鏡は・・・太っ!

麻酔をしますが経験は?
ありません。普段薬も飲みません、得意ではありません。

ならちょっとでいいかなぁ・・・という先生の声が聞こえるか否かで、あっという間に意識なし。
後は頭の上辺りで先生が、いた!とかデカイ!とか捕まえた!とかいう声がなんとなく聞こえたような気がしたけれどほとんど覚えていない。

少し胃はチクチクするけれど、先ほどの痛みに比べたら比ではない程度。
アニサキスにやられた後、2回目はこの10倍痛いからね、十分気をつけてね。
先生、この10倍は気を失いますよ。
気を失う人もいますよ。
マジですか!?

ちょっとフラフラするので暫く処置室から出れないと言われたけれど、次の仕事があるので、胃から摘出した憎きアニサキスのホルマリン漬けと写真をお土産にもらい無理やり退院。

ビックリするほどのお会計。
高いシメサバになってしまった。

皆さま、アニサキスは新鮮なサバや鮭、イカによく寄生しているそうです。
酢や塩で少し〆たくらいでは生き延びでしまうため、火を通して食すか、生の場合はマイナス20℃以下で48時間以上冷凍するか、薄く切って一切れづつ目視してよく噛み・・・だそうです。
ということで大好きなシメサバをもう一生食べられなくなってしまいました。
ああ残念。


0 件のコメント:

コメントを投稿