「自分ではどうにもできない外的なストレスを受けた時にどのように対処するか」という質問を良くする。
自分も含め、大小それぞれ誰でも経験することなので興味がある。
グッと堪える
乗り越える
立ち向かう
これらはストレスを受けた時に出る闘争反応。
そういうものと接触しない
自分のスタイルを貫くことで回避する
どうにかして逃げる
そしてこれは同じ生理反応とされる逃避反応。
どちらも間違いではない。
でも、どうにもできないストレスは受けるか逃げるしかないということ。屁理屈をいう人でなければ他にはない。
ライナスはいう。
「どんな問題も逃げ切れないほど大きかったり難しかったりしない」
人によっては微量の雨でも、経験したことがなければ大雨に感じる。
シャーミーは
「人生には、飲まなきゃいけない苦い薬がある」
という。
若いうちに飲んでおいた方が良い苦い薬。若いうちに飲むのを避け、年をとってから飲むと逆にカラダに堪えてしまう。
第二の故郷モンゴルには
「人生はうまくいかないことの方が多い。泣いて泣いて人になる。鳴いて鳴いて家畜になる。一人前になるには長いプロセスが必要」
という僕が好きなことわざがある。
「どうにもならない!」と泣いてしまったとしても、叫んだり怒ったり人のせいにしたりせず、自分の人生最後は自分で決断し自分で乗り越えなければならない。
「人間はご褒美で生きている」
結局のところ人生はストレスの連続だ。でも、大きなストレスの後には必ずご褒美がある。それがなければ人は生きていけないらしい。
だからストレスをたくさん感じる人は、ご褒美をちゃんと用意したほうがいい。乗り越えようとするモチベーションがない状態ではやる気も起きないというものだ。
僕がサポートするあるアスリートにも同じ質問をした。
「避けられないストレスを受ける前に、全てを忘れられるくらい楽しいことに没頭する」
単純なように思えるこの回答は深い。
ストレスを受けた後解消するのではなく、受けることを予測して一時的に、そして事前にそれを忘れるという。
「だって、乗り越えたらスッキリするからストレスはないでしょ?」
確かにそうだ。
しかも彼のストレスは一般のスポーツ選手の次元ではないはずなのに、コントロールの方法が確立している。
「全然。落ち込むことの方が多いですよ」
というが、いつも台風の中を傘をさして移動しているようにしか見えない日でも
「今日は小降り」
なんて言っているように見える。
やはり、乗り越えたものが大きいほど人は何かを会得するのだと思う。
お金とか名誉とかではないご褒美。
きっと分からないまま人生は終わってしまうのだろうけれど。
でも、乗り越えていない人は台風の雨をきっと「死ぬほど辛い」というだろう。
誰でも超え続けなければいけない試練ならば、どんどん超えてやろうと思う。
そのためには没頭する、何もかも忘れられる時間が必要なのだ。
幸せなことに、僕には海がある。
海は色々なことを教えてくれる。先月乗り越えた大波は、今週凪に見える。
調子に乗った時には怒っているように見えるし、少し落ち込んでいる時には後ろから後押ししてくれるようにも見える。
そんなことを考えながら、今日も海生活。
皆さんはどうやって荒波を乗り越えていますか?
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