2018年2月25日日曜日

イズ鹿肉


今日は車で修善寺まで行ってきた。

目的は、以前お世話になった方から、ジビエ料理のことを聞き興味を持ったからだ。

実は伊豆地域は全国でも鹿や猪などによる農林被害が多く、手を焼く農林関係者からの依頼で、毎年何千単位の野生動物が駆除され、ジビエ料理に一部は使われるものの、殆どは使い道がなく埋められているとのことを聞いた。


なぜ鹿や猪は使い道がないのか。
これには味や匂い以外にも、意外と知られていない高い壁があることがわかった。

先ず、動物に関わらず、あらゆる食材を養殖に頼る現代人にとって、野生動物を食すということは、独自の匂いと菌、寄生虫の問題がある。これらは、野生動物が自らの身を守るために培われた術であるのだが、人間にとっては害となってしまうことが多々ある。

これらをクリアにするためには、特殊な処理技術と保管方法が必要であり、明確な法整備が整っていない現状では、自治体が主体となって処理工場を整え運営していかなくてはならない。

次に、野生動物を捕獲する猟師は、殆どが農家などとの兼業者で(殆どがボランティア)、市町村からの依頼をうけて駆除しているという立場であり、高齢化も併せて専業猟師で生計を立てるのは困難であるとのことであった。さらに、野生動物は季節によって栄養を摂取し肉や脂を蓄える期間と、冬のように食べるものが乏しくなり痩せて肉質が悪くなる期間があるため、安定して新鮮な精肉を流通させることができないのである。

このように、野生動物の肉が気軽に食卓に並ぶにはまだ課題がありそうであるが、魚介類の流通を見れば、全く将来性がないわけではないと思った。

ということで、兎に角食べてみようと思い処理工場に連絡をしてみるが、見学は実現できず、代わりに卸している小売店を紹介してもらった。





修善寺駅前にある“谷口精肉店”
親切に色んな話を聞かせてもらい、自社製品の“イズ鹿の味噌漬”と“猪鹿腸”という冗談のようなソーセージを購入。




早速家で食べてみる。

味は臭みもなく意外に柔らかい。

何かに似ているなぁー
懐かしい味。
としばらく考えていて、気がついた。


そう、クジラの肉!

多少のパサつきはあるものの、サッパリしていて、食べやすい。

そうだ、クジラ。
きっと、これは大和煮にしたら美味しいと思う。


今後、我が社のバーベキュー施設で販売するのも遠くないかもね。


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