2009年12月10日木曜日

血圧

本当に風邪がはやっています。



また、パーソナルでいらっしゃるお客様の多くが血圧が高くなっており、いつもと違う体調に戸惑っているようです。



血圧が高いから、すぐ運動も健康もダメということではなく、血圧は体調のバロメーターなので、



「きちんと管理されているか」



「医師と相談し原因を理解して注意しているか」



「体調の変化を運動や生活の目安にしているか」



が重要なポイントであると思います。



特に、病院で血圧が高いと言われた方は、動脈硬化や虚血性心疾患、脳卒中など循環器の疾病を伴うことが多いので生活習慣の改善が重要ですね。



血圧のコントロールに大切なのは、食事(塩分)、睡眠、適度な運動などです。



健康3代原則と同様ですね。



また、血圧は精神的なストレスや生活の変化などによっても変動があり、余計な心配ごとや気温差のある場所へ頻繁に移動することは極力さけるようにしたほうがよさそうです。



そして、血圧計はもはや一家に一台。





毎日同じ時間に測定し、「いつもと違うチェック」を行いましょう。





私が所属している、日本心臓リハビリテーション学会と日本高血圧学会によれば「家庭血圧測定条件設定の指針」で、



  1. 測定部位:上腕が推奨。手首、指血圧計の使用は避ける。


  2. 朝の場合は、起床後1時間以内、排尿後、服薬前、朝食前の安静時、座位1~2分後に測定。


  3. 夜の場合は就床前の安静時、座位1~2分後に測定。


  4. 朝夜の、任意の期間の平均値と標準偏差によって評価。


  5. 家庭血圧は135/85 mmHg以上は治療対象、125/75 mmHg未満を正常血圧。




となっています。



スポーツの指導者はもちろん、一般家庭でも血圧に対して正確な知識と疾病予防が大切ですね。



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