2008年5月7日水曜日

初島でダイビング。



1か月ぶりかな、リフレッシュにきてくれたAちゃん。



1年で一番の引き潮&ベタなぎ&気温29℃・・・この春最高の穏やかな海です。



日向にいたら日にやけちゃう夏日和。



のんびり羽を伸ばすようにダイビングしていたAちゃんが印象的でした。背中から「疲れ」が抜けていっていたぞ。



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あるインストラクターが単独潜水中の事故。



偶然が重なって一命を取り留めた。



常に安全の啓蒙を続けているような方の事故だったので、私を含め、同業者は人ごとには思えないほどの震撼をしたはずだ。



12年前、海外でインストラクターをしていた友人が他のチームのエアー切れのゲストを救おうと30mから急浮上し亡くなった。



彼の行動には賛否両論。



インストラクターとしてゲストの命を守るのは当然だという人もいれば、レスキューはセルフディフエンスが基本であるという人もいる。



しかし、自分がそういう立場で、自分の命を顧みずアクションできるだろうか。



それは、偽善者ではなくプロ意識だと思いたい。友人だからではなく同業者として誇れるインストラクターとして思っている。



彼はフリーダイビングで30mまで潜ることができ、日頃から体調管理とトレーニングを怠らなかった。常にプロとして行動し、人が困っていれば、自分のゲストだとか関係なくサポートした。そんな彼が海で死ぬことなんか誰も予想しない。



私たちはトレーニングされていなければ死ぬ可能性だってある職業であることをもう一度考えなくてはならない。



自分は数年前から、自分は海で死にたくないと思うようになった。海へ潜れば潜るほど、ライフセービングで海に接すればするほど、「同化してたまるか!」と思うようになったのだ。



なぜだかよくわからない。



でも正直な気持ちだ。



自分は人間なんだから、水中で呼吸すること自体、不自然な行為なのだから、当たり前と言えばそう。



だから体と心を鍛える。



自分と最愛の人を守るために。



何度でもいおう。



心身を鍛えることを忘れたインストラクター。それは海の神への冒涜だということを忘れるな。死にたくなければ泳げ。





2 件のコメント:

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    先日はありがとうございました[E:shine]
    日々の喧噪から、一瞬で別世界へ飛べる感覚が何よりもリフレッシュになります[E:confident]海中でも風を感じるんですよ[E:clover]
    ...海の本を眺めていて思いました。人間の可能性は果てし無く、自然界にも及んでいますが、自然に生きるもの達は何一つ変わっていないんですよね。自身の生き方、これから先の歩む道を考えた今日この頃です[E:sandclock]

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    Aちゃん相変わらず詩人だなぁ
    海中では必ず誰かに見られているからね。
    それを誰かが海と名付けたんだよ。

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