2018年4月10日火曜日

プロテインはどれがいいのかの話

プロテインは何か良いのか。


選手や一般のお客さんから質問をうけることが多い。
そもそもプロテインは必要なのか。



筋肉量を求めるスポーツ選手にとっては、たんぱく質の摂取は非常に重要であることはいうまでもない。


しかし、サプリメントという言葉にとても敏感に反応する人は多い。


サプリメントしなくても食事で対応できるから大丈夫とか、何が入っているか分からないので健康上心配で飲めないとか、添加物が入っているからダメとか。



結論を言えば、パフォーマンスを今以上に上げることを考えるのであれば、プロテインは必要だと思う。


バランスよく食事をとっていても、日本人の食事を構成するたんぱく質の割合は低く、そこを無理にたんぱく質を増やそうとすると、塩分や脂肪、コレステロールの過剰摂取につながり健康上問題が起きる場合が多いからだ。


単純な例を挙げれば、たんぱく質をたくさん摂取しようと考えて毎日肉を食べようとするが、日本人の食事は、6割が炭水化物(お米やパン)と言われるために、今以上に食べるか、糖質を制限してそれらをたんぱく質や脂肪に置き換える方法しかない。


しかし、一般的な日本人の朝食にステーキなどの肉の塊を食べる習慣はあまりないと思う。
むしろ、朝は軽く済ませ、お昼から多くのたんぱく質を摂取するのが一般的だと思われることから、健康上も経済的にも欧米人のようなたんぱく質中心の食事を続けることは困難であると思う。



そこで、採用されるのがプロテイン。
摂取するタイミングも、経済的、健康的な問題もクリアできる。 勿論、そればかりに頼るのではなく、バラスのいい食事を心がけるのは言うまでもない。


では、世の中にたくさん出回っているプロテインで何が良いのか。
それぞれ理論的なエビデンスに従って販売しているので、国内で一般的に流通しているものであれば、粗悪な物はなくなっているだろうから、どれでも自分の好みに合ったものがよいと思う。


また、経験上プロテイン選びのヒントを以下のように挙げてみたので参考になれば幸いです。

①すぐにどこでも手に入る
稀少なプロテインとか、注文してもなかなか手に入らないなどといったプロテインは避けるべき。 極端な話、ドラックストアやスポーツ用品店ですぐに手に入るものの方が結局便利だったりする。

②お財布にあった価格
途中で変えるのもありだけれど、基本長く飲むものなので、自分の生活習慣に合わせた価格のものを選ぶと良いと思う、高いから良いとか筋肉がつきやすいといった方程式はない。
でも安いからといって選ぶと、結局は身体に負担が増えたり、糖質と一緒に取らないからビルドアップしないなんてこともあるので要注意である。

③目的に合わせて選ぶ
ダイエット目的であったり、炭水化物の代わりにたんぱく質量を上げたい場合のプロテインと、ビルドアップを先ず目指したいという場合では基本的に種類が違ってくる。
でも、プロテインは単体で筋肉量が増えるのではなく、簡単にいえば、糖質と上手く摂取しないと筋肉はつきにくくなるし、疲労が抜けにくくなると思う。 特に40代以上のトレーニーには、たんぱく質の分量だけでプロテインを決めることだけは避けたい。

④牛乳由来なのか、植物由来なのか
動物性のプロテインが健康に問題を起こすという明確なエビデンスはない。逆に大豆由来のプロテインが筋肉がつきにくいとか、健康に良いということもない。
プロテインによっては、飲むと便秘を起こすとか、下痢をするなんてことがあるので、要するに自分にあったプロテインを選ぶことが大事ということ。

⑤子どもにプロテインはよくない?
そんなことはない。
ただ、サプリメントを習慣化させてしまうことで、食べることで感じる幸せやよ喜び、命の尊さやありがたさなど食育をおろそかにしてしまうことは避けたい。
これは将来的に子どもの成長に問題が起きる可能性があるので、注意が必要だと思う。



最後に・・・
ちなみに僕が飲んでいるプロテインは

ファイン・ラボ ホエイプロテインピュアアイソレート

理由は・・・
味が飽きない
下痢しない
お腹に溜まらないから食事に響かない
オールアウトした直後に飲めるほどさらっとしている
胃腸があまり強くないので、消化が良くて助かる
値段もそこそこ

参考まで。


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