2008年3月9日日曜日

今日は初島でトレッキングのガイド。



熱海がマラソン大会を開催しているのと、河津桜が最終のようで、朝から135号線が渋滞。



予想どおりの展開といえばそうだが、午後からの上陸となった。



日曜日の初島は、我々がガイドしているお客様の他にも2バスあってけっこう賑わっていたなぁ。それに、西側へまわらなければ、暖かくて歩いていれば少し汗ばむほどだ。



風が強かったのとご年配の方が多かったので、いつもより島の中心コースをとることにした。島の湯でお客様と一旦解散し、お風呂に入らない1人のお客様と一緒に港へ歩いていくことに。



他のお客様に比べて少しご年配の方だけど、なんとなく話に引き込まれる雰囲気がすごくある方で、いつの間にかペースに巻き込まれていた。



驚いたのは年間300日はツアーに参加して歩いているということと、年齢が84才だということだ。





参加した旅行会社が、歩くことを目標にしやすくするため、コースを歩数で表し、ツアーに参加するとその歩数で表彰してくれる制度があるそうで、この方は、なんと現在200万歩の会員。



写真はそのバッチ。



全国で10番目だったとか、今年中に300万歩を狙っているとか楽しそうに話してくれるので、大西食堂で休憩させてもらいながら聞き入ってしまった。





正直ご年配なのにほぼ毎日1万歩以上歩いているということなので、



「歩いていると健康になるという感じはしますか?」



なんて一般的な質問をしてみた。



すると





「楽観的になるね」







という回答。



「楽観的?!」



以外な回答だ。



「家の中にいるよりも、広い空の下で過ごしている時間が長いから、細かいことを気にしなくなったな。家にいると近所の婆たちが、嫁がどうの、近所の誰それがどうのと人の悪口ばかりを言いたがる。私よりも年下なのにね(笑)。海の側を歩いて、あんたみたいな若い人としゃべっているのがとっても幸せだよ。」



健康運動指導士という立場から、歩くことが健康に役立つことはよく知っている。でも、健康って、メタボとか、病気とかいう前に、幸せとか、楽しいと思えることが大切なんだよな。



指導者が、こうだ!と決めつけたり、これが最新の情報!なんていうより、個人差を見極めて幸せを感じさせてあげることの方がよっぽど大事なんだろうな。



楽観的ね・・・。



「今度私と一緒に海の中をのぞいてみません?」



素直にこの人を海の中へ連れて行きたいと思って誘ってみた。



「海の中に潜るのってどんな感じ?」



「ん・・・楽観的(笑)」



二人で大爆笑。



この仕事をやっていてよかったと思える瞬間だ。





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