2007年5月8日火曜日

誰でもなれるインストラクターなんか

眠い目をこすり早朝ダイビングです。朝いちのダイビングは三文の得です(笑)



この時期の海は春濁りが厳しくて朝から潜ることを考えてしまうのですが、井田の海は潮流の影響なのか透明度が良くて気持ちが良い。



キラキラと光る浅場に集まる小魚を見ていると、その美しさに「ダイビングっていいスポーツだなぁ」と改めて感じる事ができます。



最近、ダイビングをしていると何が見られたという発見より、自分がこの恐ろしい海の中で呼吸していることに感動します。特に今朝のように一人で潜るとその感受は強くなるわけで・・・。



ダイビングはアドベンチャースポーツ、だからリスクのないダイビングはない・・・ダイビングってそういうスポーツなんだって最近よく仲間と話をします。



指導団体のインストラクターコースに、なぜウォーターマンシップを計る技術項目が無くなったのか。それは指導団体のリスクを低くするため?でもね、インストラクターって誰でもなれる仕事にしちゃだめなんですよ。泳げない人やデブは論外です。でも両方とも努力すれば克服できますよね。お客さんを守るとか大それたことではなく、向き不向きがあります。呼吸のできない海の中で仕事をするためにはそれなりの体力と技術が無ければいけないのではないでしょうかね。ある昔、「インストラクターの高い技術は信用の証」とか、「評判が悪くても改めません!」なんていう過激なコピーを掲げてインストラクターコースを開催している団体が多くありましたが、「厳しい」という理由でインストラクターが集まらなくなりました。信頼や技術より儲けを優先してその基準をなくしたのではないか・・・?そんな気がしてなりません。



でも、インストラクターがどんなに勉強しても、トレーニングしても相手が海でお客が人間なら事故は起きます。ダイビングは絶対安全なスポーツじゃないのです。



事故が起きた後のことに力を入れるより、事故を未然に防ぐことに力を入れるべきなのだからそんなトレーニングは必要ないというインストラクターがいますが・・・引退したほうがいいです。それは単に自分が楽をしたいための口実です。



誰でもなれるダイビングインストラクター・・・そんなものいらない。



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