2007年9月25日火曜日

研修1日目

今日から4日間研修。そう、受けるほう。



ダイビングの研修。



この業界に入って18年間、様々な人にダイビングを教わってきたけど、自分の体や頭に身につくスピードより速く業界の知識や技術は進歩している。



スクーバダイビングは、通年楽しめる貴重なレジャーだ。昔はアドベンチャーという認識が高く、特別な体力やお金のある人でないと参加できなかったスポーツだった。しかし、今は子供から年配者まで楽しめる生涯教育の一環にとまで言われるようになった。これはスクーバ自体が安全で快適な器材を必要とし、死ぬかも知れないドキドキ感を味わうより、水中のなんとも言えない浮遊感や魚と戯れることをメインに進めるようになった。



それにともなって、強靭な海の男より、気遣いのあるサービスマンのインストラクターが必要になっているようだ。



そう、スクーバダイビングはアドベンチャーではなく・・・娯楽だ。



オレは海の娯楽を教える指導者になりたくてこの仕事を選んだのだろうか?スクーバはもう、オレの好奇心を奮い立たせ、震えるほどの感動をするをするスポーツではなくなったのだろうか?



金、身分、安定、安全ばかりが先行する世の中。



挑戦、誇り、感動、憧れはどこへ行ってしまったのだろうか・・・オレはこの世の中で最も誇りのある職業であると思ってこの仕事を選んだつもりだったのに・・・。



そんなドロップアウトしそうな気持ちを、初心に帰ることで確認してみたくてある人に相談をして今回の研修。



教わる先生は女性。でもこの業界に男女の差はない。彼女を選んだのは、2つ。



1つは私の知る限り最もダイビングを誠実にかつ楽しそうに教えているインストラクターであること。



1つはその方を教育した社長(男性)が、オレ様に消えかかっていた好奇心に火をつけたから・・・かっこいいんだこの人が。



ということで研修1日目は、知識の講習。予習が山のように出ていたけど、ちょっと事務仕事が多くて追いつかず(良く聞く言い訳)・・・昨日の4時までかかってギリギリ終わったレベル。



いつも出題する立場だから受講生の気持ちが分かるよ。でも、今日はマンツーマンだから眠い顔なんかしていられない。



しかし・・・先生は疲れを知らない・・・いつものようにパワフルな笑顔で講習が進んでいく・・・負けていられん。



講習が進んでいくたびに、頭についていた錆がぽろぽろ落ちていく感じがした。隙のない誠実な講習とアドバイス。



今日はこの先生を選んで正解だと感じた1日でした。



20070925201837 良く頑張ったので(笑)、研修終了後、ちょっとだけご褒美一杯。



普段はアサヒスーパードライ一筋ですが



今日はキリン秋味・・・限定に弱いオレ様。



お酒は程ほどに、帰って宿題っ!





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