2018年3月2日金曜日

「ひと昔前」の長さ

10年来のお客様Kさんのパーソナルトレーニング。
パーソナルトレーニングとは、字のごとく、個人トレーニングになるので少なからずお客様の個人情報が入ることになる。

10年もお付き合いさせていただくと、当然お客様とトレーナーという関係以上のおつきあいになり、ありがたいことに信頼関係も深くなってくる。

お互いに私生活でも様々なことがあり、「あの時は~」なんて会話が増えてくるのも特徴だ。

「あれ、あれって何年前だっけ?2年前?」
「え?Kさん、娘が生まれた時だから6年前?ですよ」

「え?6年も経ってる?」

なんて会話が多い。

Kさんは10年前に40代でハッピーリタイアし熱海に移住、最近はご自宅と東京を行き来しながら個人事業を営んでいる。

そんなKさんから、「ひと昔前」長さについて面白い話を聞いた。

10年前と今では「ひと昔前」の長さ、長さの感覚に違いがあるという。
たしかにフェイスブックでも{数年前の出来事}といって、当時の投稿を再利用するようなものがタイムラインに自動的に表示されると

「あれ?これってこんな前だっけ?」

なんて思ったりする。

これについてKさんは、時代のスピードと情報量の多さが、時間軸に充実感をもたらせているという。

つまり、時間が充実していると時間は早く進んでいるように感じるからだと。
ぼっとしている時間が少ない、情報が常に入ってくる、インターネットの普及でそのスピードはどんどん速くなっている。

昭和時代なら用事があって午前中に電話をして相手が留守だと伝言して、お昼過ぎに折り返し電話がかかってきて要件を伝えて、翌日回答・・・なんてことは普通だったけれど、今はLINEでメッセージを流せば、数分で回答なんてことも当たり前である。

スマホは人間の時間軸を速めた

だから、きっと失っているものもあると思う。
健康に人一倍神経質なKさんはそういう理由でガラケー。

スマホは人生を短縮させている、若いころ寝ずに働いてせっかく自由を得たのに、この後の人生が早く進んでしまってはもったいないからというのが持論。

それでも今の時間、ビジネスでも何でも売れるのは「時間の速さ」

スマホはタイムマシーンに乗って未来へ進んでいる道具なのかもしれない。


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